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「ハッピーエンドなんか、いらないんだ」
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「ポンヌフの恋人」レオ・カラックス 1991

気の愛にハッピーエンドなんかありえない

私はあの終わり方が好きじゃない

すすんで悲劇を求めるわけではないけど

そんなタイタニックみたいなの、ないじゃない




途中まではとてもうらぶれていていい映画だとおもったのに

改装工事の再開を待つポンヌフ橋に暮らすアレックスという

ホームレスの青年が

冒頭で道路の真ん中をフラフラ上裸で歩くシーンがいいです

そのすぐ横の歩道を、ボッサボサの頭に赤いコートで歩く

画家志望の女

この女の人が描く絵がなんだか気持ち悪くていいです



そのうち青年がぶっ倒れて、そのまま走ってきた車に足を轢かれます



あぁ、なんて悲惨なの、これからどう発展すると云うの

絶望的


そのうち女は橋で寝泊りするようになり

青年と親しくなりますが、

片目は見えず、もう片方も失明しかけている

酷すぎです

光が目に染みて、花火も青年のファイヤーイートの芸も

見ることが出来ません

切なすぎです


やがて青年と女は恋人同士になるのですが

女には忘れられないかつての恋人がいて、チェロ弾きでした

地下鉄の駅でチェロの音を聴くや否や、走り出して探し回ります

そんな女のことを負傷した足で必死に追いかける青年の

姿がムカツクくらい健気です


一晩、女の姿がないと暴れまわるくらいに

彼女を想っているので

地下鉄の駅に、街中に張り出された

彼女の親からの捜索と

目の治癒の可能性があることを訴えるポスターに

火をつけてまわります


此処が一番盛り上がります

狂気度MAXです


結局、彼の与えた中古のラジオによって

彼女にも自分が捜索されていること、目が見えるようになるかもしれないこと、が知れてしまい

女は橋を去ります


独りぼっちになった青年の台詞が悲しくて心に残ります





正直、この辺で終わってもいいのに、と思います

だってこのまま会えないことのほうが美しくないですか

綺麗じゃなくてもいいけれど

再会してさらによりを戻してしまうなんて

なんだかつまらない



残念すぎて逆にナミダ出ます






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【2007/07/05 16:12】 | “L” | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「若気むんむん」
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「LiLi(la petite lili)」クロード・ミレール 2003


ー、久しぶりに映画を観た

あぁ、肩凝った







この映画は、まぁ、退屈でした

チェーホフの戯曲「かもめ」がベースなのだそうで

知ったように書いていますが、「かもめ」なんて知りもしない訳です

リュディヴィーヌ・サニエという女優が私はお気に入りなので

それで借りたまでのことです



やはり、彼女はきつそうな表情なのにタレ眉で可愛かったし

おっぱいは綺麗で大きいし、美しい身体なので

フランスの田舎の森の中にいると、まるで妖精の様でした

実際に、実写の「ピーターパン」ではティンカー・ベルだった訳で


でも喋る声はハスキーです

突き飛ばされた時にあげる悲鳴は堪らないハスキーさ

私はハスキーヴォイスの女の子に弱いようです

ブリタニー・マーフィ然り






登場人物が多いことと、フランスが舞台なことだけで

フランソワ・オゾン的なサスペンスの気配がしてしまうのは何故なのでしょう

どうもあたしは血生臭い事件を期待してしまいます


実際は主人公の青年のなんだか青臭い青春とその後なんだけれど



女優の母親、母の仕事仲間である映画監督の男ともども、

否定してかたくなに敵視してしまう、映画監督志望の青年の青臭さといったら

身近にいたら絡みづらそう…

本当に面倒くさいな、と投げやりたい気がしますが

それが若さというものなんだろうな、と此処はオトナの構えです

うん、あるよね。 そう思うこと、ある。うんうん



そんな吠えまくる彼の恋人、リリィも

なんだか白けてしまって、映画監督の小父様と逃避行してしまいます

当然と言っては何ですが

これもまた、リリィとしては若気の至りです

妖精の魅力を駆使して男を利用し、自分の未来を切り開く

これは女の子の健全な世渡り術です





月日は経ち、青汁のようなフレッシュな彼も、遂に

監督デヴューを果たします

その頃、すっかり大物女優と成り上がったリリィは

彼が、自分たちの別れた頃の日々を映画にするということを知ります

此処からまた、リリィの女の手腕が見て取れます


なんとしても自分の役は自分が!



執念、です






そしてあっさりと絆される青年





後半はまるで前半の田舎の別荘での出来事が

スタジオ内で繰り返される、という

面白い構造でした

中々、ありそうでない展開です

自分が体験をしたことでもないのに、不思議と感慨深いものです


そんなところで結局、

面白いと言っていいのかどうなのか

よく分かりません



ただ一つ、ハッキリしているのは

リュディヴィーヌ・サニエは妖精だ、と言う事です












【2007/06/28 21:30】 | “L” | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「消費されるアイドルたち」
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「アイドルたち」(Les idoles)マルク’O 1968

まらないポップさ!

こんなに大好きになれる映画はなかなかない

時代は60年代真っ只中のフランス

もともとは舞台だったものを大ヒットにつき、映画化かしたとか

実験演劇・・・ってなんだかよく分からないジャンルだけど、とにかくアヴァンギャルドなのでしょう

監督がその分野の人なのでかなり演劇的な独特のカット割りだったり、ストーリーだったり

ちょっと俗人の感覚では掴みにくい感じがする

え、なんか象徴的なシーンとかが多くて理解しにくいんですけどって感じ


しかしながら、その目くるめくレトロポップな世界と

狂乱のジジ役の女優さん、ビュル・オジエの体中の神経を束ねてズビーンと引っ張られてしまうような可愛さとか

突っ込みどころ満載の魔術師の(アイドルなのに魔術師って何?)シモンとか強烈キャラが、もう現代ではヘンテコとしか言いようの無いふざけた振りと歌で暴れまくるのに見とれまくっていたし

劇中歌っている楽曲もかなりあたしのツボで、歌詞がブラック

ファッションももちろん、時代を代表したパンクにサイケにコケティッシュで、

きっと彦麿呂なら60’sのオンパレードや~とか、

どっちかって言うとその表現の方が時代遅れなリアクションのひとつでもするだろうと思う


だからついつい真剣に見ちゃう


どこもかしこも手を抜いてない感じ




本当にナマモノの感じがひしひしとする映画です

しかも、39年という時を経てもなお腐っていない驚異のスーパーナマモノです


アイドルとは、いつの時代も人々の要求に応えるべく、常に存在するもので、そのアイドルに求める私たちの要求も何一つ変わっていないってことなのかも

でもそこは、ひどく窮屈で偽りだらけの大人の事情で回っている世界

内側からでなくちゃ見えない側面をバーンと表に出しちゃった





二度、見てみると良いかもしれない、と思った

一度目のとっつきにくさが払拭されて、今度はちょっと個性爆発のアイドルたちに愛着が持てるようになる気がするから




そして、あたしは

この映画が決して万人ウケはしないだろうなとうすうす感じるので

さらにムズムズとしてこの映画が大好きになるわけです












【2007/05/01 16:37】 | “L” | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ヤヴァイ」
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ルナシー」ヤン・シュヴァンクマイエル 2006


にならないわけがない!ってくらい素敵な要素がたっぷりの映画







中世ヨーロッパの絵画っぽい質感、チェコ独特の暗さのあるブラックなアニメーション、狂気の世界!



大好き大好き!





さて、どっちが狂ってる?

そんな風に聞こえてきそう

舞台は精神病院なんだけど、それはほんの一例にしか過ぎなくて、

ふつうに世の中で起こりえるよ、狂気の世界なんてパラレルな次元のことじゃないって感じ

極端なやり方が二つ、ぶつかり合って、エスカレートして

間にいる人間はたまったもんじゃない


めちゃめちゃがめちゃめちゃを生み、潰し合う


誰も止めらないループ

不条理ともまた違うけど、ホラーなだけあって救いはない




端々にお茶目なシーンがあってやっぱりアニメーションのノリはくずさないところがよかった

そういうところがあるお陰で、余計におとぎ話感が出るんだとも思うし


好きだったシーンは、侯爵とその親友の医者が病院の一周年記念の饗宴だとかを催して

ドラクロワの革命の絵どおりに患者を並べて絵画を完成させて賞賛してたりするとこ


お金が有り余ってお馬鹿なことしちゃってる貴族ってなんか愛せる

あきれるとか、そういう通り一遍の感情を過ぎたら1周してもう面白い






あと、女優がすごくはまってた!

虚言癖の色情魔なんだけど、やっぱりああいう妖精キャラももファンタジー要素です

あんなに綺麗で妖艶な美少女(美女)を前にしたら、気弱な男子じゃなくても騙されちゃう





だって、



ものすごい美乳






血沸き肉踊る・・・ってこれ慣用句じゃないよ


本当に実際肉やら骨やらが駆けずり回ってるの


シーンの間々にそれが入ってくるんだけど

グロイけど愉快

むしろ、かわいくも見えてくる自分が嫌だわ



でもスーパーの精肉売り場は暫く行きたくないな、踊りだしたりしそう

そこについてはあんまり深く考えないようにしようって意味を見出すのは放棄したわ

だって単純にインパクトって点だけでも十分強いし





またゆっくり見直したいな、DVDとかで





さて、

新年一発目がこんな濃ゆい作品であったことがまずウレシイです

今年はこんなマニアックでブラックで美しい映画にいっぱい出会えたらいいなと思います

【2007/01/07 02:38】 | “L” | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「僕を葬る」
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「ぼくを葬る」 フランソワ・オゾン 2005


直、半分くらいうっつらうっつらしてた

だってこの前に「プロデューサーズ」観てたし眠かったわけ




なんだけど、最後の方とか

ツボにはまったのか、なんか哀しくなってきちゃった



後半、海に主人公が行くんだけど

そこがすごく哀れなんだ

哀れって言葉は違うかもしれないけれど


余命短い主人公の彼が、最後に行くのは健康的なバカンス中の人々で賑わうビーチなの

そこにひとりでバスタオルと海パンとゴーグルだけ買って

日焼けした少年とか横目で見て弱く微笑んだり

ひとりでアイスとか買って食べてみるんだけど食欲も無くてイマイチ食べられないの


もう、その、一連の行動を淡々と台詞も一切なく描いてるんだけど



悲し過ぎるの

あたしはおじさんとかが外でひとりでご飯食べてる姿とか悲しくなって嫌いなの!


なんだろう、悲しいんだけどムカツク

哀れ、その言葉に尽きる



哀れさだけのエンディングって訳じゃないよ

ただ、美しいんです

死んだか死んでないかはどっちだってよくて、

ただ、日が沈むように、花が枯れるように当たり前のように幕が自然に下りた

そんな感じ



逆を言えば、そういう演出って

いやらしいくらい悲哀に満ちてて同情を煽るようで鼻につく、って風にも取れるけど


オゾンの冷たいような日常の切り取り方をわたしは愛します


時々、意図的に登場人物の会話が聞こえないようになってる箇所があるんだけど

それって当たり前のことなんだ、って改めて気づかされた

ちょっと離れたところで密談されたら、当然自分は聞こえないし、その不透明さにイラっとする

なのに映画では何処にいても登場人物の会話は当然聞こえてくる

当たり前に傍観者でいたんだ

ちっとも自分の感覚がリアルじゃない気がしてきた












とにかく、最後がそんな類まれな秀逸さだったので

寝ぼけてたところを見直して

また

なんてそっけないんだ、この人の映画は! オー、ジーザス!

日常だしよくあるかもしれないシンプルな話だけど

力がある人にかかればこんな微妙なところをついて泣かしにかかれるのだな


あたしは映画好きとしては失格なんですが

世界のOZUなぞ、未だ拝見しておりません

なんでも、「日常の切り取り方がはんぱねぇ」らしいので

是非観なくてはいけないと思ってます





本当に近頃、いやもう半年くらい

なんか面白い設定面白い設定面白いアイデアァァァァァワワワワヮ・・・

とか、奇をてらい過ぎて煮詰まってたこの畜生に思いっきりカウンターパンチ

鼻とかメリッといっちゃうかんじで

衝撃だった

【2006/11/20 05:04】 | “L” | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ジムキャリーてエンターテイナー」
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「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」

ブラッド・シルバーリング 2004



待通りに面白いことなんて早々ないものです

やけに期待をしすぎていつもがっかりさせられる…

…それが最近ステータスになりつつあったけど!


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【2006/04/23 17:09】 | “L” | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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