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「アリス・イン・アンダーグラウンド」
いちゃんとばあちゃんのうちの

マンションの階段に出た

だけどいつまでたってもおばあちゃんのうちのドアには辿り着けない

上っても上っても階段から落ちるだけだった





ゲイの男とふざけてばかりいて、

彼の話をちゃんと聞いていなかった

得意の巻きタバコを作るのに熱中していて

警察のことも気にはならなかった


仕舞いに彼は愛想を尽かして何処かに行ってしまった

あたしはゲイの男と騒ぎながら

キャンディーを売り歩いているワゴンの所へ行った

ピエロのような人が沢山いて、皆愉しそうだったので

仲間に入れてもらった

遠くの空は夕立が来そうで不穏な色をしている

でも日が先に沈んでしまって、夕立にはならないかもしれない


そんなことはどうでもよかった

白塗りの人たちに混じって色の渦のようなワゴンで遊んだ

ソファに雪崩れ込んでお菓子のフルコースに耽った


テレビが何台もあって、ボンヤリ観ていると

白塗りの男がウィンクをした


いい物を見せてあげる、という


ゲイは何だか意味不明のことを話していたので

あたしは一人でテレビに見入った

モニターの後ろには女の子が三人、ソファに座っている

それをあたしは三台のモニター越しに観る



ソファに見えていたのに、それは水面のように柔らかに波打った

そのうち、プリンのようにブリブリと跳ね返る

中から金色の髪の華奢な女の子が次々と現れる

一人が、ソファの海に溺れた

飛沫が、シャーベットの削りカスみたいにこんもり湧き上がって

ブルーの粒粒が彼女の腕を飲み込んでゆく

先に飛び出した二人が空中から手を伸ばす

いつの間にか彼女たちは裸だ

間に合わなくて、溺れた彼女はソファの中

飛沫がクレイアニメのようにぎこちなく広がり

彼女の金色の毛が見えてきた

人魚のように吐き出された彼女は

元のようにソファに横たわっている

さっきの二人は窓辺のレースと赤いギンガムチェックのカーテンの中に

入ってヒソヒソと話しては笑っている


モニター越しに彼女たちは

どうだった? という目でこちらを見つめている

何だか怖くなってワゴンを降りた

折角トモダチになったのに、と

白塗りの仲間たちは呼び止めるけれど

あたしは走った



道は、目に見える分だけしかない

先まで行けば、

其処から先は夕焼け色の底抜け 夢の端


























最近、ちゃんと眠っていても

変な時間に昼寝をしてしまうので

おかしな夢を見てしまいます

その代わり、ちゃんとした夜に眠ると

とても悲しい夢を見て、泣きながら起きます



あまりにも夢に支配されすぎていて怖い気がします

そろそろ夢から出られなくなるかも知れません












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【2007/07/04 21:23】 | *nul sans interet* | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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